井上尚弥 五輪逃した敗戦語る「一晩だけ悩みプロ転向。絶対、味わいたくない…」
プロボクサー井上尚弥(27)が23日放送のTBS系「サワコの朝」に出演。プロ戦績20戦20勝の無敗を誇るが、アマチュア時代は81戦75勝6敗で「国内2回、海外4回(負けて)。高校3年の時に最終で負けてしまって」と、ロンドン五輪を逃した敗北を振り返った。
「オリンピックに出たいという思いはすごく強かったんで、ただ、4年後のリオ、4年はやっぱ長いなと」と五輪を逃した際の心境を回顧。
プロ転向の経緯を「4年あって、オリンピックに挑めば確実にメダルは獲れると思ったんですよ。18歳、高校3年の年に、肌で感じ、4年後の22歳、一番良い時期に挑めるなら絶対メダルは獲れると思ったんですけど、4年あればプロに転向して世界チャンピオンにもなれると思ったんです」と明かした。
迷いはなかったかと聞かれると、「アマチュアはロンドンまでとは一応決めてたんですが、捨てきれず、ちょっと1日悩みました。一晩だけです。翌朝にはオリンピックを諦めました」と笑顔で明かし、「絶対、悔しさは味わいたくないなというのは、自分自身思ってるんで」と語った。
プロボクサーとしてのスタイルを「ボクシングは歴史があり、昭和の時代なんかは不良が世界チャンピオンになるというストーリーもありましたが、自分はアマチュアからスタートしてスポーツとしてボクシングをやってきている」と説明。
「相手を威嚇したり、するんじゃなくリスペクトしながら、ボクシングの素晴らしさを伝えられたらなと。プロ転向するときに考えてたことなんで」と明かした。