スターダム・林下詩美が舞華撃破でワールドV2!上谷沙弥が3・3武道館で挑戦名乗り

ベルトを防衛した林下詩美=後楽園ホール
舞華(上)を攻める林下詩美=後楽園ホール
舞華(左)を攻める林下詩美=後楽園ホール
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 「プロレス・スターダム」(17日、後楽園ホール)

 ワールド・オブ・スターダム選手権試合が行われ、王者の林下詩美が舞華の挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。

 1年前にも、当時保持していたフューチャー・オブ・スターダム王座に挑戦した舞華を破っている詩美。自身と同じ柔道出身の舞華が次々と投げ技、関節技を繰り出せば、キャメルクラッチ、変形水車落としエアレイドクラッシュなどで応戦する一進一退の大熱戦を繰り広げた。

 終盤には舞華のトップロープからの雪崩式ブレーンバスター、バックドロップ、変型サイドバスターの炎華落としなどの猛攻を浴びるが耐え抜く詩美。最後はラリアット攻撃で流れを引き寄せ、トーチャーラックボム、BTボムを連発して24分超の戦いにピリオドを打った。

 マイクを持った詩美は「舞華、本当に強くて、すごい手こずっちゃったよ。でも、私は赤いベルトのチャンピオン。絶対に負けられねえ。でも、最高の相手、舞華と戦ったおかげで、この赤いベルトの価値も上がったよ」と挑戦者の健闘を称賛。続けて、「価値がぐんぐん上がっている赤いベルト、次の防衛戦、やりたい場所があります。3月3日、日本武道館、そこでやりたいです。もちろん、メインイベントで私が赤いベルトを守り切って、未来の、これからの時代のスターダムに続けていきたいと思います」と主張した。

 そこに、この日の4WAYタッグイリミネーションマッチで、最後に変型みちのくドライバーIIのスタークラッシャーでひめかを仕留めた上谷沙弥が登場。「日本武道館で私がその赤いベルトに挑戦したいです」と名乗りを上げ、「私は何の実績もないですが、きょう3(カウント)取ったスタークラッシャーもありますし、伝説の技フェニックススプラッシュもあります。日本武道館で私が詩美さんから3取ります」と自信を示した。

 これに詩美は「フェニックススプラッシュ、確かにすごいよ。でも、それだけで勝負できると思うなよ。私は上谷とこの赤いベルトをかけて戦うのは正直、不満ばっかりだよ」と話しながらも、「でも、上谷との試合は最高の試合にできる自信もある。スターダムが私と上谷の未来に期待してくれるなら、やってもいいのかなという気もするけど…」と前向きな姿勢を示した。そして、「私が未来のスターダムを作る」と宣言すると、上谷も負けじと「私がスターダムの未来だー!」と絶叫した。

 インタビューでの詩美は試合を振り返り、「誰ですか。舞華じゃ挑戦が早すぎるだとか、実力差がありすぎるとか…。今日の試合こそが私が作っていきたいスターダムの新時代の試合です。これからも防衛し続けて、新時代の、私が作っていくスターダム、楽しみにして欲しいです」と満足顔。再び上谷の挑戦要求に言及し、「何度考えてみても、上谷は私に勝ったことがない。フューチャーのベルトも獲れなかった。なのに、この赤いベルトに挑戦したい。1・5東京ドームでフェニックススプラッシュで勝利した、それだけで挑戦したいと。そんなにこのベルトは甘くない」と実績の乏しさに不満を口にした。

 だが、「上谷の実力をよく知っているのも本当です。上谷とのシングルマッチは最高の試合ができる自信もあります」と上谷の実力を評価し、「スターダムが私たちに期待してそのカードを望むのなら、私は上谷とこのベルトをかけて試合をしてもいいかな、という気持ちもあります」との考えを示した。

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