RIZIN生放送で“金玉”発言応酬…皇治「ためらいない。小さいこと言い過ぎ」

 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 初代PRIDEライト級王者の五味隆典(42)=イーストリンカンラスカルジム=が、元K-1トップスターの皇治(31)=TEAM ONE=とキック禁止のスタンディング特別ルールで対戦し、判定2-0で勝った。リング上でマイクを持った五味は「大晦日、判定ダメだよ!」とPRIDE時代の自身のセリフを皮肉っぽく叫んだ。

 因縁の一戦だった。21日の会見では、皇治が「昔は“火の玉ボーイ”だったかもしれないけど、今は“金玉おじさん”」などと挑発。五味は「年上に対する態度とか、理解できない」と不快感を示していた。

 体重差が大きく、両者12オンスグローブを着用しつつ、男と男の殴り合いを演じた。五味はリング上で「皇治君、お前いいもの持ってるよ」と語り、皇治は「生意気で申し訳なかったです。五味選手、心から尊敬しています。俺もビッグな金玉を持つ男になってみたいです」と独特の敬意で笑いを誘った。

 生放送中のリング上での「金玉」発言の応酬となったが、皇治は「ためらいはないですよ。日本は小さいこと言い過ぎ」と持論を展開。その上で、「罵声を浴びせられても負けない、小さくても、いじめられてても、大きいヤツに挑んでいく勇気が大事と小さい子にも教えたかったが、負けてしまったので何も言えない。敗者に言葉はない」と残念がった。

 五味もリング上で「金玉」発言の意趣返しを行ったが、「言い返したかったの。本当はKOして『金玉ついてんだろ』と言い返したかった」と苦笑い。ただ、体重差がありながらも殴り合いに応じた皇治については、「捨て身の根性と気合は感じました」と闘志を認め、「鼻血を出しながら歯を食いしばって前に出てきたから、その気迫には押されたところはある。後がないと思って頑張ったんじゃないですか」とねぎらった。

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