那須川天心 快勝&武尊と“急接近”「決まればやるよというところ」

 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 RISE世界フェザー級王者の“神童”那須川天心(22)=TARGET=がムエタイ王者のクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(タイ)と対戦し、判定勝利で38連勝を飾った。総合格闘技2戦目に臨んだ大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)はミノワマン(44)に1回3分19秒TKOでデビュー2連勝。リオ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル59キロ級銀メダルの太田忍(27)は、所英男(43)=リバーサルジム武蔵小杉=とデビュー戦を行い、2回2分24秒腕十字固めで一本負けした。

 那須川は2020年も快勝で締めくくった。相手の強烈なキックに序盤攻めあぐねる場面もあったが、2回には強烈な左フックでぐらつかせるなど、ダウンこそ奪えなかったもののリングを完全掌握。「相手も強かったが、勝つことが大事。今年も全勝でホッとしている」と胸を張った。

 リング外では大きな動きも起こった。K-1世界3階級制覇王者の武尊(29)が電撃来場し、リングサイドで観戦。勝利で応えてみせた那須川はリング上で「何も決まってないが、一緒に格闘技を盛り上げていきましょう」と意味深に“共闘”を呼びかけた。

 キック最強王者同士の夢の対戦は、長年ファンから大きな期待を受けている。那須川は「今まで(武尊が)見に来たことはないし、うれしく思う。ありがたい」と来場を歓迎。「長い期間だったが一歩前進した。まだ分からないが、決まればやるよというところ」と武尊の“実力行使”を前向きに受け止めた。

 自身が「キックの試合は残り何試合か分からない」とプロボクシング転向を示唆している中での急接近。2021年の格闘技界が動きそうだ。

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