K-1武尊 21年の那須川戦に意欲「中立なリングで」RIZIN電撃来場で急接近

武尊(左)に祝福される那須川天心(撮影・金田祐二)
那須川天心戦を観戦した武尊(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 両雄が急接近した。RISE世界フェザー級王者の“神童”那須川天心(22)=TARGET=がクマンドーイ・ペットジャルーンウイット(タイ)と対戦し、判定勝利を収めた。会場にはK-1世界3階級制覇王者の武尊(29)が電撃来場。観戦後にインタビュールームで那須川戦実現への思いを語り、「来年実現させる決意を込めて来場した。実現させるには来年しかない」と、2021年中の実現を強く訴えた。

 両団体のエース同士による夢の対決は、長年格闘技ファンが待ち望んできたが、団体の垣根などもあって実現は困難だった。武尊は「僕自身、この5~6年ずっとやりたかった。自分より強いと言われているヤツがいるのは許せない」と改めて思いを明かし、「どこか(の団体)を落とす試合にはしたくない。格闘技界がひとつになるような試合になることを思って動いてきた」と語った。

 実現にあたって、武尊はK-1でもRIZINでもないリングを求めていたという。「この試合をやるには中立なリングで、僕はK-1王者として、天心選手はRISE王者として、格闘技界を一つにするための試合にしないといけない」と主張。実現に向けて一定のめどが立ったと示唆し、「まだ完全に決定ではないが、この試合をやるために動いてくれた方がたくさんいる。やっと一番理想的な形でその場所をつくれるんじゃないかと。それで今回アクションを起こさせてもらった」と明かした。

 この日は初めて那須川の試合を生観戦し、「素晴らしい選手。今日はKOではなかったが、天心選手の強さが出ていた。今まで見たことがない。本当に強い。早くリングで向かい合いたい」と意欲を強くした様子。一方、那須川も「長い期間だったが(対決実現へ)一歩前進した。まだわからないが、決まればやるよというところ」と2021年の実現に向けて前向きに受け止めた。

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