田中恒成「本当にビッグチャンス」 大一番へ自信、臨戦態勢整う
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
都内で30日、前日計量が行われ、井岡一翔、田中恒成ともにリミットの52・1キロで一発クリアした。
制限体重ちょうどの52・1キロで計量を終えた田中は「自信を持ってリングに上がる。勝つ気満々なので。自分の力を見せたい」と臨戦態勢を整えた。
階級を一つ上げての初戦。減量苦も軽減され、「力がみなぎっている。すごく調子がいい」と充実ぶりが表情にも表れた。
世界最速タイ12戦目での3階級制覇。その実力、キャリアに知名度が追い付かなかった。ようやく手にした大一番。「本当にビッグチャンス。転機になる試合」と力を込めた。
名王者がひしめく日本ボクシング界を「超実力派の新時代」と称した。世界最速16戦目、日本男子2人目の4階級制覇で世代交代を完遂し、「先頭に立って引っ張っていく」と宣言した。自らの拳で新たな時代を切り開く。