4階級制覇狙う田中恒成「本当にビッグチャンス。転機になる試合」計量パス
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
前日計量が30日、東京都内で行われ、2度目の防衛を目指すWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)=Ambition=は制限体重(52・1キロ)の52・1キロ、4階級制覇を狙う挑戦者で同級1位の田中恒成(25)=畑中=も52・1キロで両者ともに1回でクリアした。
戦績は井岡が25勝(14KO)2敗、田中は15勝(9KO)無敗。
世界最速16戦目、日本男子2人目の4階級制覇に挑む田中は「明日は自信を持ってリングに上がる。勝つ気満々なので。自分の力を見せたい」闘志を燃やした。階級を一つ上げ、減量苦も軽減され「力がみなぎっている。すごく調子がいい」と充実ぶりを漂わせた。
その実力、キャリアに日本国内の知名度が追い付かなかった田中にとって、ようやく巡ってきた大一番。「自分にとって本当にビッグチャンス。転機になる試合」と力を込めた。「日本のボクシング界のレベルはすごく高い。自分が4階級制覇してボクシング界を引っ張っていく。超実力派の新時代、その先頭に立って引っ張っていく、その覚悟はできている」。自らの拳で新たな時代を切り開く。