井岡 田中撃破に自信「存在自体そこまで気になっていない」「誰がチャンピオンなのか証明」

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 前日計量が30日、東京都内で行われ、2度目の防衛を目指すWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)=Ambition=は制限体重(52・1キロ)の52・1キロ、日本男子2人目の4階級制覇を狙う挑戦者で同級1位の田中恒成(25)=畑中=も52・1キロで両者ともに1回でクリアした。

 1年ぶりの計量を無事に終え井岡はオンライン上の会見で、「こういうコロナのいつもと違った状況の中で調整するのは簡単なことじゃなかったですけど、家族だったり陣営のサポートがあって、いいコンディションで無事に計量を終えて明日、試合ができるのはよかった」と順調をアピールしつつ、周囲に感謝。不安については「まったくない」と言い切り、「すべては明日、試合をして、チャンピオンなので、誰がチャンピオンなのかというのを証明します。格の違い、レベルの違い、ボクシングのレベルの差を見せられる試合ができたらいい」と、自信たっぷりに宣言した。

 計量後は田中と並んで写真撮影。目を合わせることはなかったが、その印象について、「存在自体そこまで気になっていない。見下しているという気持ちはないですけど、気にはしていない」と言い放った。

 師事するキューバの名伯楽イスマエル・サラス氏も無事に来日を果たし、約1年ぶりに合流。「画面越しにしゃべっていたので、1年ぶりではありましけど、そこまで違和感なく、いつも通り和気あいあいと、今回の試合に向けて締めるところは話しました」と話した。

 リカバリー食は夫人の手作りで、エネルギーアップのために炭水化物が中心。だが、新型コロナウイルス感染防止のため試合までホテルに隔離されるため、部屋の前まで運んでもらい、受け取って食べるという。

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