スターダム コロナ禍で年間観客動員1万1497人減

 「プロレス・スターダム」(26日、後楽園ホール)

 スターダムが年内最終戦を打ち上げた。国内年間観客動員は2万1316人(53大会)で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに2万人台へダウン。同団体最多の3万2813人(84大会)を動員した昨年と比較すると1万1497人減となった。

 同団体は昨年12月からブシロード傘下になったこともあり、今年は新日本の1・4東京ドーム大会に参戦。1、2月の後楽園ホール大会も満員にして勢いに乗ったが、新型コロナ対策で2・22豊中大会から興行中止となった。

 3・8後楽園ホールはいち早く無観客マッチ(ユーチューブ配信)を実施。3・24同会場でのシンデレラ・トーナメントは強行したものの4、5月は興行を自粛。6・21新木場大会から再開したが、コロナ対応の入場制限もあって客足はブレーキがかかった。

 コロナ禍ばかりか花月に続いて5月には星輝ありさも引退を表明。直後にフジテレビの人気番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんがSNSの中傷を苦にして自殺する事件も起こった。

 この窮地を救ったのは新ユニット「ドンナ・デル・モンド(DDM)」で、ジュリアを中心に朱里、舞華、ひめか、なつぽいが合流してブレーク。秋から盛り返し、11月には林下詩美が岩谷麻優を破って政権交代。横浜武道館、仙台サンプラザ、大阪府立体育会館第1競技場にも初進出した。

 ニューパワーによる活性化でピンチを乗り切り、旗揚げ10周年を迎える来年は3・3日本武道館で記念大会(女子プロレスでは24年ぶり10回目)が予定されている。

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