福永TKO勝利 激しい打ち合い制し地域3冠王者に
「デイリー後援・日本、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ、東洋太平洋同級王座決定戦」(14日、後楽園ホール)
福永が中川との激闘を制して地域3冠王者となった。30代半ば同士で、負ければ後がない国内頂上対決。福永は4回に左ストレートでダウンを奪うなど序盤は優位に立った。中川も猛反撃に出て、一進一退の激しい打ち合いとなったが、最後は10回に福永が左ストレートでぐらつかせてストップを呼んだ。
両者の気迫が前面に出た戦いを「中川選手強くて、やられてしまうかと思った」と振り返った福永。大みそかにはWBO世界同級王者の井岡一翔に田中恒成が挑戦する。「今のままなら殺されますよ」と苦笑しながらも、「いつチャンスが来てもいいように」と世界へ目を向けた。