“負けた方が引退”Sフライ級3冠統一戦・福永「熱い試合を」中川「非常に緊張感」

 「ボクシング・日本、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ、東洋太平洋同級王座決定戦」(14日、後楽園ホール)

 前日計量が行われ、WBOアジアパシフィック同級王者の福永亮次(34)=角海老宝石=は52・1キロ、日本同級王者の中川健太(35)=三迫=は52・0キロでともに1回目でパスした。

 2月に王座を獲得した福永は初防衛戦が3冠統一戦。30代半ばでサウスポー同士の国内頂上対決へ「お互い負けた方は引退になってしまうと思うので熱い試合をしたい。これ以上ない舞台を用意されることはないと思うので、絶対に負けられない」と、強い意気込みを示した。

 18年にレイスポーツジムから三迫ジムへ移籍して日本王者に返り咲いた中川の印象については「三迫ジムへ行ってボクシングがうまくなった」と感じている。サウスポーには「めっちゃ苦手ですよ」との意識を持ちながらも、前戦からはサウスポーとのスパーリングを重ねたことで、「強い選手にもまれてきた」と手応えを感じている。最後は「明日は必ず倒して3冠チャンピオンになります」と誓った。

 一方の2度目の防衛戦でもある中川もこの試合を「リスクの大きい試合。勝つか負けるかでボクサー人生が新たなスタートになるか、終わるのか、というレベル。非常に緊張感を持っている」と位置づける。「年齢を考えると終わりと始まりは隣り合わせ。スタート地点に立つのは、世界戦線に出ると言うこと」と強調した。

 福永の印象については「速くて強い。パンチも気持ちも強い」と話し、「とにかく弱気にならないこと。前半、圧力が来ると想定しているので、飲み込まれないように。気持ちの面で。ギリギリの中から抜け出していけたらいい」と戦いをイメージ。「気持ちが大事になるので、その気持ちがお客さんに伝わるような試合なら勝てると思う。最後は倒して勝ちたい」と気合を入れた。

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