中谷正義がラスベガスで大逆転勝ち 2度ダウン奪われるも強豪ベルデホを9回TKO

 「ボクシング・WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦」(12日、ラスベガス)

 WBO世界同級14位の中谷正義(31)=帝拳=が2度のダウンを奪われながら9回1分45秒TKOで同級12位フェリックス・ベルデホ(27)=プエルトリコ=に逆転勝ちし、1年5カ月ぶりの復帰戦を飾った。

 中谷は19年7月、後にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を破ってWBAスーパー・WBCフランチャイズ・IBF・WBO世界ライト級統一王者となったテオフィモ・ロペス(米国)に敗れて以来の試合。善戦したロペス戦後、一度は引退を表明したが、井岡ジムから帝拳ジムに移籍して再起を選んだ。復帰戦は聖地ラスベガスのMGMグランドのカンファレンス・センターでいきなり強豪ベルデホとの対戦となった。

 中谷は初回にワンツー、4回に右ショートカウンターでダウンを喫する。劣勢の中、8回から猛攻に出る。相打ち覚悟でダメージを与え、9回についに左ストレートでダウンを奪い返す。再開後、右をたたき込むと、ベルデホが再びダウン。レフェリーはノーカウントで試合を止めた。

 試合後、中継局ESPNのインタビューで、2度ダウンを奪われながらあきらめなかった理由を問われた中谷は「ロペスとやってもう一回ロペスにチャレンジしたいから」と答えた。これで世界ランク上位復帰は確実になり、ライト級の頂点に君臨するロペスとの再戦を目指す。「KO狙っていきたい。今日みたいに。それがアメリカで勝つ方法だし、それが僕の戦い方」と力を込めた。

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