自身とトレーナーの新型コロナ感染により世界戦が中止となったボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27)=ワタナベ=が、年内開催の可能性を残していた防衛戦を断念したことが8日、所属ジムから発表された。同ジムは感染拡大が広がっている状況などから安全面を考慮したという。
試合は、タノンサック・シムシー(タイ)を挑戦者に迎えて11月3日に大阪で予定していた。京口は陽性が確認された先月2日の夜から12日まで隔離された後、東京の自宅に戻った。陣営によるとその後も体調が回復せず、18日から1週間ほど練習を休んだという。