12・3日本ミニマム級王座戦 谷口将隆「何としても」日本初戴冠へ

 「ボクシング・日本ミニマム級王座決定戦10回戦」(12月3日、後楽園ホール)

 同級3位の佐宗緋月(25)=T&T=と対戦する同級1位の谷口将隆(26)=ワタナベ=が30日、日本王座初奪取へかける思いを語った。

 すでにスパーリングは打ち上げ、この日は軽めのジムワークで調整した谷口。当初は3月に日本同級王座決定戦も兼ねてOPBF東洋太平洋同級王者リト・ダンテ(フィリピン)に挑戦する2冠戦が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、佐宗を相手に日本同級王座決定戦を行うことになった。

 約1年3カ月ぶりの試合にも「いつも通り。良すぎもせず悪すぎもせず」と体調は安定。コロナ禍でジムワークができない間は戸惑い、スパーリングも70回ほどしかできなかったというものの、気持ちを切り替えて身体作りを徹底的に行ったという。

 相手の佐宗はタイトル初挑戦。その印象を「うまさもありつつ粘り強さもある。初のタイトルにむけて気合がすごいと思う」と警戒し、「自分の良いところを伸ばす練習はもちろん、佐宗選手に対して嫌なこと、やりにくいと思うようなことをイメージして練習してきた」と対策した。

 元WBOアジアパシフィック同級王者で世界挑戦経験(19年2月にWBO同級王者ビック・サルダール=フィリピン=に判定負け)もあるが、日本王座は17年4月に王座決定戦で小西伶弥(SUN-RISE)に判定で敗れて逃しており、「一度獲れなかった日本王座。こうやってチャンスをいただけたので、勝ってなんとしても日本チャンピオンになりたい」と、強いこだわりがある。「ここは何よりも勝つことが大事。なんとしても勝ってもう1段階成長して上を見たい」と、再び世界の舞台へ立つために負けられない一戦と位置づけた。

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