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ボクシングの火を消さない「成功事例を」12月に大阪で1500人規模興行

 ボクシングのグリーンツダジムは18日、大阪・枚方市総合体育館で12月27日に元日本ウエルター級王者・矢田良太(グリーンツダ)-出田裕一(三迫)がメインイベント、IBFスーパーフライ級10位・奥本貴之(グリーンツダ)-日本フライ級9位・古谷昭男(六島)がセミファイナルの興行(ともに8回戦)を行うことを発表した。本石昌也会長はこの興行で、3500人収容の会場に「1300~1500人を考えている」と明かした。

 同ジムは今年8月、コロナ禍後に関西では初となる有観客興行を同会場で行った。入場者全員にフェースシールドを配布し、警備員30人、医療スタッフ10人を配置するなどの感染予防を講じた。また、選手とスタッフの前日検査は総合病院を貸し切りで行い、隔離先となる近隣のホテルと試合会場までの送迎は、バスをチャーターして行った。今回の興行では「前回以上の感染予防策をとる」と、さらに警備を増員するという。

 全国で感染者が増加している中での今回の決断。同会長はその理由として「コロナ禍の中でイベントを止めない。ボクシングを止めない。一度止まってしまうと立ち上がるのが難しくなる。成功事例をつくっていかないと、すべてが止まる」と危機感を挙げた。

 ボクシング界では今月、世界王者の京口紘人(ワタナベ)らに陽性反応が出て世界戦が中止になった。また、兵庫県内のジムで計10人の陽性が発覚するなど感染者が増加しており、「このまま増えていくと出げいこは中止になると思う」と警戒している。それでも「立ち止まるわけにはいかない。できることをやる。とにかく誰も感染することなく試合を終える」と、ジレンマの中で歩を進めている。

 矢田、奥本の2人は、ともに東洋太平洋王座への挑戦を見据えた前哨戦となる。8月の試合で5回TKO勝ちした矢田は「コロナ禍の中で試合を設けてくれた会長に感謝したい。メインイベントのうれしい気持ちと強い責任を感じている」と表情を引き締めた。

 今年初の試合になる奥本は「(試合間隔が)1年もあくのは初めて。この1年に成長した姿を見せられるようにしたい」と気合十分。コロナ禍で収入減にも直面し、3月から働く弁当屋では「まかないばかり食べていた」という。そのハングリー精神を試合で見せつけたい。

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