京太郎 アフロウイッグでK-1復帰を発表 来年1月代々木第一大会に参戦

 K-1を運営するK-1 JAPAN GROUPは17日、都内で会見し、ボクシングで日本、OPBF東洋太平洋、WBOアジアパシフィックのヘビー級王座を獲得した京太郎(34)が21年1月24日に東京・国立代々木第一競技場で開催する年間最大のビッグイベント「K’FESTA.4」でK-1に復帰することを発表した。対戦相手は調整中で、ボクシング時代の藤本京太郎からリングネームは「京太郎」に戻す。

 紫のアフロウイッグ、派手な水玉模様のスーツで登場した京太郎。かつてK-1とボクシングで獲得したチャンピオンベルトを、オオカミとキリンのかぶりものをかぶった仲間に持たせて従えた。「K-1に遊びにきたと思っているんで。遊びといっても真剣に取り組まないと何事も成功しない。いい年なので最後にいい感じで格闘技人生を終われれば」とK-1復帰を発表した。対戦したい相手などはいないといい「最終目標は10年後に格闘技の選択肢を増やすこと。恩返しではないですが、それができたら幸せ」と、重量級では初となるK-1からボクシングを経ての復帰を決めた。ボクシングの国内ルールでは他競技への参戦が不可能であるため日本ボクシングコミッション(JBC)には引退届を提出。自身の活躍でそのような垣根が少しでも低くなればという思いを示した。

 京太郎は06年にキックボクシングでデビューし、09年にはK-1で日本人初のヘビー級世界王者となった。11年にはプロレスで試合を行ったが、同年にプロボクシングに転向。12年9月には日本人初のヘビー級世界ランク入りを果たすなどの活躍を見せ、13年には56年ぶり復活させた日本ヘビー級王座を獲得。17年1月にはOPBF東洋太平洋ヘビー級王座、同年7月にはWBOアジアパシフィック同級王座を獲得した。19年12月に英国で当時のWBO世界ヘビー級5位ダニエル・デュボア(英国)との同シルバー王座決定戦に臨み、2回KO負けしたのがボクシングでの最後の試合となった。

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