辰吉寿以輝は2回負傷引き分け 4年ぶり東京参戦、偶然のバッティングで無念

負傷引き分けとなった辰吉寿以輝(左)と今村和寛(右)=代表撮影
辰吉寿以輝の試合を観戦する辰吉丈一郎(左)ら
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 「ボクシング・8回戦」(6日、後楽園ホール)

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(50)の次男で、日本スーパーバンタム級8位の辰吉寿以輝(24)がプロ14戦目に臨み、偶然のバッティングによる出血のため、今村和寛(28)=本田フィットネス=と2回2分59秒負傷引き分けとなった。

 青いジャージー姿の父・丈一郎がリングサイドで見守る中、プロ14戦目で初めてサウスポーとの対戦となった寿以輝。聖地・後楽園ホールでは16年10月のモンキー修平(大星)戦以来、4年ぶり2度目の試合となる。前回の後楽園ホールでは5回TKO勝ちしたものの、初回に人生初のダウンを喫している。

 相手の今村はプロ戦績は2戦2勝(1KO)だが、日大などでアマチュア52戦のキャリアを誇る。無敗対決に寿以輝は立ち上がりから右フック、左ボディーを積極的に打っていく。しかし2回に偶然のバッティングで寿以輝が左目尻から大量出血。レフェリーが続行不可能と判断し、試合前半のため負傷引き分けとなった。消化不良のまま試合終了が告げられると、リングサイドの丈一郎も無念そうな表情を浮かべ、何かつぶやいた。

 寿以輝は試合後「こんな結果で、ふがいない。いろいろ練習もしてきたのに」と残念がった。大阪帝拳・吉井寛会長は今後について「次の試合は間隔が空くと思う。傷口がしっかりふさがるのを待ちます。タイトル挑戦の機会は引き続き探っていきたい」と話した。

 辰吉の戦績は14戦13勝(9KO)1分け。

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