井上尚弥にあのリゴンドーが対戦アピール「お前が戦いたくない相手を知っている」

 ボクシングWBA世界バンタム級王者のギジェルモ・リゴンドー(40)=キューバ=が3日、自身のツイッターを更新。WBAスーパー・IBF世界同級統一王者の井上尚弥(27)=大橋=がラスベガス進出初戦を7回KOで飾ったことを伝えるトップランク社のツイートを引用し、英文で「お前が次に戦いたくない相手が誰なのか皆が知っている」と記し、対戦を迫った。

 井上は10月31日(日本時間11月1日)にラスベガス初陣となるジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦を衝撃的なカウンターで7回KO勝ち。パウンド・フォー・パウンドの頂点も狙える実力を全米に見せつけた。

 試合後には次戦の対戦候補として「(12月にWBC王座戦を争う)ドネアとウバーリ。WBOのカシメロ。両選手、ターゲットとして考えているので、タイミング合う方とやりたい」と3団体統一戦を目指す考えを明確にした。また、大橋秀行会長はIBFの指名試合の話も来ているとして同級1位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)も候補に挙げた。

 この状況に黙っていられなかったのがリゴンドーだ。井上がスーパー王者に君臨するWBAで正規王者のベルトを持つ五輪2連覇の超絶テクニシャンは12日ぶりにツイッターを更新。「俺はお前が残りの118ポンド(バンタム級)のベルトを手に入れる前に、全てを勝ち取ることができる。お前がスーパーバンタム級に逃げるのなら、俺は正当な王座を守り続ける」と存在をアピール。最後はスペイン語で「忘れるな、俺は今でも王者だ」と記した。

 リゴンドーは、今年2月にリボリオ・ソリス(ベネズエラ)との決定戦を2-1の判定で制し、井上がスーパー王者に昇格したことで空位となったWBAレギュラー王座を獲得。シドニー、アテネ五輪2大会連続金メダリストの世界屈指の技巧派だが、プロ転向当初から派手さを好む米国のプロモーター、ファンからは敬遠され、近年は試合枯れともいえる状況が続いている。

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