コロナで中止の京口世界戦 大阪で同カードで後日開催目指す ワタナベジムが発表

 ボクシングのワタナベジムは3日、WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(26)=ワタナベ=が新型コロナウイルス陽性判定により、同日に予定していた3度目の防衛戦が中止となったことについて文書を発表。改めて日程を調整し、同級10位タノンサック・シムシー(20)=タイ=との試合を実現させる方針であることを示した。

 同ジムは公式サイトに「11月3日『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』中止のお知らせと チケット代払い戻しについて」という文書を発表。チケット払い戻しの詳細を記すとともに、京口と50代のチーフセコンドが、新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性判定を受け、インテックス大阪で予定されていたタノンサックとの防衛戦が中止となったことを伝えた。「当イベントを楽しみにしてくださったお客様には、とても心苦しく申し訳なく存じます。お客様をはじめ、関係各所に対し、ご迷惑をおかけいたしますこと改めてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 中止となったタノンサック戦は大阪開催で実現させる方針であることを示した。「中止となりましたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチに関しては、対戦相手であるタノンサック選手と日程を変更した上で改めて対戦する方向で、タノンサック選手陣営と慎重に協議を行っていきたいと考えております。新型コロナウイルス対策をこれまで以上に強化し、大阪での開催を実現できるよう取り組んでまいりますので、今しばらくお待ちいただきますようご理解のほど宜しくお願い申し上げます」と記した。

 この試合は新型コロナウイルス感染拡大後、国内で初めて開催される世界戦となるはずだった。スポーツ庁を筆頭に、外国選手を呼ぶ東京五輪のモデルケースとしても注目されていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス