井上尚弥「誰も責められない」世界戦中止の京口を思いやる

 WBA、IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(27)=大橋=が2日、成田空港着の航空機で帰国し、新型コロナウイルス感染で世界戦が中止となったWBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)を気遣った。2人は1993年生まれの同い年でプライベートでも親交が深い。盟友の胸中を慮った“モンスター”は「この状況では誰も責められない。また気持ちを切り替えて頑張ってもらいたい」といたわるように言葉を紡いだ。

 井上は10月31日に米ラスベガスで行われた防衛戦で挑戦者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を7回KOで沈めた。KOに繋げた右ストレートを「100点満点」と振り返り、「隔離生活もあった中で自分のやれることを全て出せた。自分の中でも自信になった」とうなづいた。

 今後については「4団体統一はしなきゃけないと思っている。そこに向けてやっていきたい」と改めて明言。大橋会長は「WBO王者のカシメロ、IBFの方から指名試合も言われているので、そちらの方も視野に入れている」と次戦以降のプランを明かした。

 聖地ラスベガスで“モンスター”の実力を印象付け、大きな手応えを持ち帰った。本格的な米国進出に必要なものを問われ「英語ですね」と習得に意欲を見せた。帰国後は14日間の自宅待機を経て、来年1月に予定されている弟拓真の再起戦のサポートに回るという。

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