世界戦中止の京口、所属ジム会長は年内に同カードでの開催目指す方針
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ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(26)=ワタナベ=と50代のチーフセコンドが、新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性判定を受け、3日にインテックス大阪で予定されていた挑戦者・同級10位タノンサック・シムシー(20)=タイ=との3度目の防衛戦が中止となったことが2日、発表された。ワタナベジムの渡辺会長は、タノンサックが日本国内に滞在できる期限である12月31日までに、年内に同じカードで開催する考えをしめした。
日本で開催される世界戦が前日に中止となるのは史上初。この事態に、ジム関係者も対応に追われた。陽性判定を受けた2人に症状はなく、渡辺会長は、今回の興行は中止ではあるが、年内の延期で開催できるよう進める考えを示した。
陽性判定を受けた2人以外の関係者は全員が陰性だったため、3日の興行は京口の防衛戦を除いたカードで開催することもできたという。しかし、渡辺会長は「感染のリスクなども考えて興行を全て中止します」と発表。チケットは全て払い戻す方針で、詳細が決まり次第、ジムの公式ウェブサイトなどで発表するとしている。