ロマゴン、エストラダはそろって防衛成功 井岡ら君臨のSフライ級で注目世界戦

 「ボクシング・トリプル世界戦」(23日、メキシコ市)

 トリプルタイトルマッチが23日(日本時間24日)、メキシコ市のTVアステカ・スタジオで開催され、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチではスーパー王者のローマン・ゴンサレス(33)=ニカラグア=が、3-0(118-110、117-111、116-112)の判定で、同級3位のイスラエル・ゴンサレス(23)=メキシコ=を退け、初防衛に成功した。

 かつてパウンド・フォー・パウンドのトップに君臨したロマゴンこと4階級制覇のローマン・ゴンサレスは今年2月にカリド・ヤファイ(英国)に9回TKO勝ちして再びスーパーフライ級の王座を獲得。初防衛戦の相手はイスラエル・ゴンサレスとなった。イスラエルは昨年12月に大阪で石田匠(井岡)とのIBF世界王座決定戦に臨み、2-1で判定勝ち。IBF王座への挑戦権も獲得していたが、ロマゴンに挑戦する運びとなった。スーパーフライ級ではフレームの小ささも指摘されるロマゴンだが、ガードを固めながら前進。ダウンは奪うことができなかったが、多彩なコンビネーションで押し込み、明白な判定で勝利した。WBO王者の井岡一翔(Ambition)ら日本選手の活躍も目立つスーパーフライ級だけに今後のマッチメークも注目される。

 メインイベントも同じスーパーフライ級で注目の一戦となった。WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチでは、王者のフアンフランシスコ・エストラダ(30)=メキシコ=が元同級王者のカルロス・クアドラス(32)=帝拳、メキシコ=との打撃戦を11回2分22秒TKOで制し、2度目の防衛に成功した。3回終了間際に右アッパーカットからの左フックでダウンを喫したエストラダだが、ノンストップの打撃戦でパンチの精度、キレで上回る。11回に右フックで2度のダウンを奪い、最後はレフェリーが試合をストップした。

 第1試合のWBC世界フライ級タイトルマッチは王者のフリオセサール・マルティネス(25)=メキシコ=が計量失格のモイセス・カジェロス(31)=メキシコ=に初回、右ストレートからの左フックでダウンを奪い先制。2回には連打をまとめて2分42秒TKOで圧勝し、2度目の防衛に成功した。

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