内藤 今年4度目EVIL戦にうんざり「新日本にゆだねたオレがバカだった」
「プロレス・新日本」(23日、後楽園ホール)
IWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也が、前2冠王者EVILとの再戦での初防衛戦(11月7日、エディオンアリーナ大阪)を決めた新日本を批判した。
この日、内藤はSANADAと組み、ディック東郷と組んだEVILとの前哨戦に臨み、最後は相棒SANADAが東郷をTKOで料理。だが、試合後の内藤は「大阪大会にてオレの提案はことごとく却下するくせに、EVILのお願いは即採用。確かに、両国国技館大会(18日)のバックステージで『新日本プロレス次第じゃないですか』って言葉を残したけどさ。即決してくるとはね。さすが新日本プロレス。よっぽどEVILのことが大事なんだろうね。新日本プロレスに判断をゆだねたオレがバカだった」と不満をぶちまけた。
EVILとの一騎打ちは今年4度目、大阪では2度目となり、「またかよ、思ったでしょ。オレも思ったよ。だからチケット、購入されたお客様には申し訳ありませんが、見たくないのであればセミファイナル、第5試合終了後、帰宅することをおすすめします」とうんざりしながらも、「それでも会場に残ってくれた方にはスカッとするような、最高の消化試合をお見せしますよ」と皮肉を交えて勝利に自信を示した。
一方のEVILは「東郷、2冠戦決まったな。言っただろ、まだまだ終わらねえって。(今年のニュージャパンカップ)覇者で王者の3冠王のこのオレの方が2冠王者にふさわしいに決まってるだろ。内藤、お前を通過点にしてやるよ」と鼻息荒くアピール。続けて、「オレの元にベルトが戻ったら、やりたい相手がいるんだよ、ドーム(来年1月の東京ドーム大会)でな。それだけだ」と言い残して去っていった。