全日本・世界タッグ王者の諏訪魔&石川が解散危機「暴走大巨人はダメだ。成立しねえ」

 不穏な雰囲気の石川修司(左)と諏訪魔=後楽園ホール
 ラリアートの相打ちをする諏訪魔と石川修司=後楽園ホール
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 「プロレス・全日本」(5日、後楽園ホール)

 世界タッグ王者の“暴走大巨人”諏訪魔、石川修司組が空中分解の危機に陥った。2人は田村男児を加えた3人で大森北斗、羆嵐、芦野祥太郎のアンファンテリブルトリオと対戦。だが、暴走大巨人は同士打ちの後に胸を突き合うなど不穏な空気を漂わせ、その後もギクシャクしたチームワークを続けて主導権利を握れず、最後は羆嵐が田村をダイビングセントーンで圧殺した。

 試合後、マイクを握った芦野は、暴走大巨人に向かって「今の見てただろ、目の前で。日本一のダイビングセントーンだよ」とアピール。「コイツ、勝ったら絶対に言いたいことがあるって言ったんだよ。だからクマ(羆嵐)にマイクを預けようかなって思います」と、マイクを手渡すと、羆嵐は「おい、暴走大巨人、オレたちアンファンテリブルの2人を世界タッグのベルトに挑戦させろよ、オイッ!いい答え待ってるぞ、オイッ!」と、暴走大巨人の決めゼリフ「オイッ!」を拝借して挑戦を要求した。

 暴走大巨人はバックステージでもギクシャク。諏訪魔が「何だよ、お前、いつもいねえだろ。自分ばっか好きやるから」などと声を荒らげれば、石川は苦笑しながら「やってないですよ」と否定するなど口論を繰り広げた。

 さらに諏訪魔が「暴走大巨人はダメだ。成立しねえよ」を吐きすてると、石川は「やれますよ。芦野とクマ、やれますよ。やらないんですか?」と説得。「なんでオレに聞くんだよ」という諏訪魔に、石川は「じゃあ(王座を管理する)PWFに決めてもらいましょう」と提案し、諏訪魔は承諾した。

 その後も石川が「諏訪魔さん、(三冠ヘビー級王座と合わせて)5冠王だから、逃げられないでしょう」と呼び掛ければ、諏訪魔は「何でそうやって俺を追い詰めるの?」と返すなど口論は収まらず。諏訪魔は「(芦野と羆嵐に)今回の戦いでたたき込みてえな、全日本プロレスはこうなんだっていうのを。アンタにもだよ、本当に」と相手だけでなく石川にも矛先を向け、石川も「なんすか?オレ、ちゃんとやってるでしょ」とあきれ顔になるなど、最後まで不協和音を響かせ続けた。

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