新日本・SANADA“準地元”で初勝利!内藤はLIJ対決で初黒星

 「プロレス・新日本」(1日、アオーレ長岡)

 20人がA、Bの2ブロックに分かれて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」Bブロック公式戦の4戦目が行われ、SANADAがIWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也を破り、1勝3敗とした。内藤は3勝1敗。

 新潟出身のSANADAはもう負けられない状況で準地元の長岡に乗り込み、所属するロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを率いる内藤を迎撃。だが、内藤の地味ながらも厳しい攻めに苦しい展開が続いた。

 雪崩式フランケンシュタイナー、エスペランサと内藤の大技をたたみかけられ、フィニッシュ技デスティーノを浴びる寸前に追い込まれたが、TKOで切り返す粘りを発揮。そして、エルボー合戦を制してSkull Endを2度外されても3度捕獲して長時間絞め上げ、ラウンディングボディープレスでトドメを刺そうとしたが、かわされて体をマットにしたたか打ち付けてしまう。

 そこから内藤のコリエンド式デスティーノを浴びるが、辛くもカウント2で脱出。さらに内藤が繰り出した追撃のバレンティアを、なんとデスティーノで切り返し、すかさずラウンディングボディープレスを2連発して3カウントを奪った。

 初白星を挙げたSANADAはマイクで「長岡が日本で一番好きです」と地元のファンにアピール。一方、内藤は連勝が止まっただけでなく、LIJのメンバーにも初黒星。バックステージでは「みなさまの予想通りの結末になっちまったぜ。でも、オレはちゃんと耳元で3カウントを聞いたからね。言い訳はしないよ。さすがだね、SANADAは」と盟友をたたえた。

 続けて、「これで全勝優勝はなくなってしまったけど、次はオレのホームである広島でのYOSHI-HASHI戦。仕切り直しの舞台としてはちょうどいいでしょう。結果がついてきていないとはいえ、YOSHI-HASHI調子いいんでしょ。オレが気にかけてた燃え尽き症候群じゃないみたいだからね。仕切り直しの相手としてはちょうどいいよ。それにしても、今日の負けは悔しすぎるぜ」と次戦へ気持ちを切り替えた。

 そのほかの公式戦の結果は、ジュース・ロビンソンが矢野通に6分42秒、エビ固めで勝利。ロビンソンと矢野はともに3勝1敗。

 ザック・セイバーjr.が後藤洋央紀に3分59秒、ヨーロピアンクラッチで勝利。ザックは2勝2敗、後藤は1勝3敗。

 棚橋弘至がYOSHI-HASHIを18分41秒、ハイフライフローからの片エビ固めで勝利。棚橋は2勝2敗、YOSHI-HASHIは1勝3敗。

 EVILはKETAに15分40秒、EVILからの片エビ固めで勝利。ともに2勝2敗となった。

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