RENAが突然の引退宣言!判定勝利後に「あと2、3試合でリングから降りようと」
「RIZIN.24」(27日、さいたまスーパーアリーナ)
シュートボクシング女子世界フライ級王者RENA(29)=シーザージム=が元DEEP JEWELS女王ストロー級暫定王者の富松恵美(38)=パラエストラ松戸=とMMAルール(肘あり)5分3回戦で対戦し、3-0の判定で勝利した。
約9カ月ぶりとなるRIZINのリングでプロレス出身のベテラン富松を迎え撃ったRENA。初回は距離の探り合いに終始したが、プレッシャーをかけ続け、終盤にはワンツーでわずかにぐらつかせる場面を作った。
2回は劣勢に立たされる。スタンディングで富松に背後を取られると、コーナーに追い込まれて、ヒザ蹴りを浴び、さらにはテークダウンされてパンチの連打を浴びた。だが、それを切り抜けると、今度は逆に上に乗って攻め、立って踏みつけるなどした。
そして3回、またも組み付かれてコーナーに押し込まれたが、ワンツーで何度もぐらつかせ、最後はまたも上に乗ってパンチの連打を浴びせ、判定で勝利をものにした。
マイクを持ったRENAはコロナ禍の思いを語りながら「まだまだ油断できませんが、こうやってみなさんの前でリングに立ち、戦えること、本当に改めて、うれしく、たのしい、素敵なことだなと、感じております」とコメント。そして、「私事ではありますが、RIZINで5年間お世話になり、本当に楽しい、厳しい、つらい時期を経験させていただきましたが、あと2、3試合で、まだ分かりませんが、このリングから降りようかなと思っております」と突然の引退を宣言し、場内をどよめかせた。
最後には「RENA最終章、もう少し頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いします」とファン呼び掛けた。