元日本王者の大場浩平 6年ぶり復帰戦で2回TKO負け
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「ボクシング・6回戦」(26日、神戸市立中央体育館)
元日本バンタム王者の大場浩平(35)=サンライズ=が6年ぶりに復帰戦に臨んだ。ノンタイトルのバンタム級6回戦で18年全日本新人王(フライ級)の湊義生(22)=JM加古川=に2回TKO負けした。
序盤から動きが堅かった大場は、2回早々にロープを背負うと、相手の右ストレートでダウン。ダメージは大きく、レフェリーストップがかかった。
かつては世界を嘱望された有望株だった。17歳で出身地の名古屋のジムからプロデビューし、2008年に日本王座に就くと、5度防衛。高い技巧力で、世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)になぞらえ「名古屋のメイウェザー」と呼ばれた。
11年に真正へ移籍し、再び日本王座を獲得。しかし、14年にIBFの同級指名挑戦者決定戦で敗れ、世界には届かず引退した。
競技への尽きない思いから、真正時代の会長代行だった江藤日出典氏が立ち上げたサンライズで6年ぶりに現役復帰したが、ブランクは取り戻せなかった。通算成績は41戦36勝(14KO)4敗1分け。