全日本CC・芦野、石川撃破で初白星「ものすごくデカい1勝」
「プロレス・全日本」(21日、後楽園ホール)
10選手が2ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「チャンピオンカーニバル」の公式戦4試合が行われ、Bブロックで開幕2連敗の芦野祥太郎が石川修司を破って初白星を挙げた。石川は2勝1敗。
芦野は、石川の巨体とパワーを生かした攻めに圧倒されながらも、投げっぱなしジャーマンスープレックス、得意のアンクルロックなどで抵抗。終盤にはサンダーファイヤー、スプラッシュマウンテンを立て続けに浴びる大ピンチに陥ったがカウント2で返し、即座にアンクルロックでガッチリ極めてギブアップさせた。
身長195センチの大きな相手をはねのけた芦野は、「チャンピオンカーニバル初勝利。オレの身長は174センチ。石川修司は何センチですか?2メートル10ぐらいあるぞ、あれ。オレは小さい頃からプロレスラーになれるわけないって言われてきて、でも、こうしてあんなデカいレスラーに勝ちました。これは全日本プロレスの他の人間にも強烈なメッセージを送れたと思う。ものすごくデカい1勝だ」と満足顔。
続けて、表情を引き締めながら、「全日本プロレスファンに言っとくぞ。オレはな、客にこびることはしねえんだよ。全日本プロレスのレスラーどもは客に媚びてんだろ。オレたちアンファン(自身が率いるユニットのアンファンテリブル)は違うぞ。オレたちはオレたちのやり方で客に媚びずにやっていくから。介入なしでも勝てるんだよ」とアピールした。