新日本G1“神の後継者”飯伏 V候補オカダ撃破!史上3人目連覇へ好発進

 「プロレス・新日本」(19日、エディオンアリーナ大阪)

 20選手が2ブロックに分かれて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年より約2カ月遅れで開幕し、公式戦5試合が行われた。前回優勝の飯伏幸太(38)は優勝候補のオカダ・カズチカ(32)を破り、蝶野正洋、天山広吉に続く史上3人目の連覇へ好発進を決めた。

 初戦で最強の相手にリベンジを果たした。飯伏はオカダと過去1勝3敗。19年のG1では勝利したが、20年1月4日の東京ドーム大会ではオカダの持つIWGPヘビー級王座に挑戦して敗れている。

 得意の空中殺法などで攻め込むも、オカダの変型コブラクラッチに何度も絞め落とされそうになった飯伏。だが終盤、オカダが両腕をつかんで放ったドロップキックを強引にパワーボムでたたき落とし、ボマイェ、カミゴェを連発して激闘にピリオドを打った。

 試合後は、開幕を待ちに待ったファンに「こんな状況の中、集まってくれてボクは本当にうれしいです。優勝候補であるオカダ・カズチカに勝った1勝はめちゃくちゃ大きい」とあいさつ。8月には自身が神とあがめる棚橋弘至から“神の後継者”を託されており、「ボクは本当の神になる」と宣言した。

 インタビューでは、オカダが必殺のレインメーカーを出さなかったことで「オカダ選手は本当の全力じゃない。また1対1で戦う日が来たら、きれいに決着をつけましょう」と呼び掛けた。

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