加納陸がWBOアジアパシフィック王座決定戦へ「圧勝したい」

 プロボクシングのWBOアジアパシフィックライトフライ級王座決定戦の開催が9日、主催の大成ジムから発表された。同級1位の加納陸(22)=大成=と同級2位の平井亮輝(19)=千里馬神戸=が、11月23日に兵庫・三田市総合文化センター「郷の音ホール」で対戦する。

 三田市の同ジムで会見した加納は「コロナ禍の中で試合が何度が延期になったが、モチベーションは変わらずトレーニングができた。自信はあります」と気合十分。「間があいたのでフィジカル面からつくり直せた」と充実の表情で語った。

 4年前に国内最年少世界王座獲得記録の更新を目指し、WBO世界ミニマム級王座決定戦に出場。高山勝成と対戦し、負傷判定で敗れた。その後もアジアパシフィック、日本と王座戦で計3連敗。「日本王座戦で負けた時が一番苦しかった。俺アカンのか、いやいける、大丈夫、でもどうなのかと葛藤があった」と振り返る。しかし、周囲の支えもあり「自分のためにやっているボクシングで少しでも人に力を与えられたら」と気持ちを立て直した。

 前座には、自身が敗れた高山もプロ復帰戦で出場する。会見で高山と並んだ加納は、「勝負に対する貪欲な気持ちで圧勝したい」と力強く宣言した。

 この興行では、東京五輪出場への挑戦を経た世界主要4団体のミニマム級制覇王者、高山が、2度の世界挑戦経験があるIBF世界ライトフライ級8位、WBC同級12位の小西伶弥(27)=サンライズ=とライトフライ級6回戦を行う。試合はテレビ大阪ニュース、テレビ大阪YouTubeで生配信される。

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