RIZIN チャリティーTシャツめぐる混乱を謝罪「大きな責任を感じております」

 総合格闘技団体・RIZINを主催するRIZIN FF事務局は13日、公式ツイッターに「『RIZIN大好きさん』の件についてのご報告とお願い」と題した文書を掲載し、がんと闘う人たちを支援するため同社が販売したチャリティーTシャツをめぐる混乱を謝罪した。

 RIZINは昨年12月にアパレル2社との共同でがんと闘う人たちへチャリティーTシャツを作成し、販売した。売り上げはすべて埼玉県健康づくり安心基金に寄付した。きっかけはRIZINファンだという「RIZIN大好きさん」の「癌で闘病している」という発言をRIZIN FF事務局が信じ込んだことからだが、このほど事態を知ったという「RIZIN大好き」さんの夫人から届いたメールを、許可を得た上で公開。

 メールには、「RIZIN大好きさん」は精神と脳の病気で闘病中だが、「『癌』ではありません」と記されており、虚偽の発言をツイッターで繰り返していたことを謝罪する内容となっている。

 RIZIN FF事務局も「格闘技ファンに対して決して影響力が小さくない弊社の行動が、『癌で闘病している』という発言にお墨付きを与えてしまい、結果的にこのような事態を招いてしまったことに、大きな責任を感じております。改めて、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 その上で「『癌で苦しんでいる方々を格闘技で勇気づけ、しかるべき基金に寄付をする』というこのチャリティの主旨や行為自体が誤っていたとは思っておりません。今後も、RIZINにおいては、格闘技を通じて社会貢献をしていくことは代わらずにやっていきたいと思っております」とした。

 同事務局は「『RIZIN大好きさん』が実は癌患者ではないのではないか、という情報を聞き及び、その情報の真偽を確かめているところで、今回の騒ぎが起こった、というのが正直なところです。もっと早く対応すべきだった、というご指摘は甘んじて受け入れます。今後は、情報の真偽をできるだけ調べ、慎重に行動するよう心がけたいと思います」と経緯を説明。最後に「どうかファンの皆様におかれましては、『RIZIN大好きさん』やご家族の個人情報を晒したり、生活を脅かしたりするような行為は慎んでいただき、良識ある行動をお願いできればと思います」と呼びかけた。

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