RIZIN・朝倉海、扇久保1回TKOで初戴冠!堀口戦熱望「実現させてください」

 勝利した朝倉海=ぴあアリーナMM
 勝利し朝倉未来(奥)と抱き合う朝倉海=ぴあアリーナMM
 扇久保博正(右)にパンチを見舞う朝倉海=ぴあアリーナMM
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 「RIZIN.23」(10日、ぴあアリーナMM)

 RIZINバンタム級王座決定戦(MMAルール5分3回・肘あり)が行われ、チャンネル登録者数50万人超の人気ユーチューバーでもある朝倉海(26)=トライフォース赤坂=が扇久保博正(33)=パラエストラ松戸=に1回TKO勝ちし、新王者となった。

 海は左ボディーからの右ストレートなど、パンチを上下に打ち分けて優位に試合を展開。そして、右アッパーでぐらつかせて左のヒザ蹴りでマットにはわせるとパンチの雨を降らせ、最後は顔面を蹴り上げてストップを呼んだ。

 海は19年大みそかにRIZINバンタム級王座決定戦でマネル・ケイプ(アンゴラ)に2回TKO負けしたものの、ケイプが3月に米国のUFCと契約したことで王座が空位となり、再び巡ってきたチャンスをものにした。

 リング上でのインタビューで海は初戴冠に「本当は去年の大みそかに獲りたかったんですけど、みなさんお待たせしました」と笑顔。「本当に悔しくて、必死こいて練習してきました。しっかり準備はしてきたので、自信を持って戦うことができました。やって来たことはまちがっていなかったなと、よかったなと思いました」と充実感をにじませた。

 フィニッシュについては「扇久保選手は下を向く癖があったのでヒザとアッパーは狙ってました。効いたら一気にたたみ掛けようと思っていたので、本当に作戦通り」と説明。TKOでの戴冠には「本当に気持ちいいです」と話した。

 海は19年4月に当時の同王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)にノンタイトル戦で1回KO勝ちの番狂わせを起こし、同年末には堀口の王座挑戦が決まっていたが、堀口の負傷で流れた過去があり、「みんなが見たいカードって、ボクと堀口選手の試合だと思うので、実現させて下さい」と、立場を逆にしての堀口との再戦を熱望した。

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