タイソン氏“復帰戦”11・28に延期か 米報道「収益を最大化できるため」
ボクシング元統一世界ヘビー級王者のマイク・タイソン氏(54)=米国=が世界4階級王者のロイ・ジョーンズ氏(51)=米国=と対戦するエキシビションマッチが延期となった可能性が浮上した。9日(日本時間10日)、米リング誌公式サイト「Ring TV」が11月28日に日程を変更したと報じた。
エキシビションマッチは9月12日に米国カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでの開催が発表されている。屋外会場だが、新型コロナウイルスの感染防止の観点から無観客試合となると見られている。
同サイトによると、延期の理由は、タイソン氏側が「日程の変更で興行収益を最大化できると感じたため」としている。両陣営が話し合い、ジョーンズ氏もこの提案を受け入れたと報じた。
試合は動画プラットホームの「トリラー」で有料配信される。3分×8ラウンド制、ヘッドギアなし、12オンスグローブ使用(ヘビー級は通常10オンス)というルールが明かされている。
05年6月のケビン・マクブライト(アイルランド)戦を最後に、15年ほど公式戦を行っていないタイソン氏。5月から自身のインスタグラムなどでトレーニング動画を公開し、現役時代を思い起こさせる迫力あるミット打ちなどが話題を呼んでいる。ジョーンズ氏は18年2月のノンタイトル戦を最後に引退している。