尚弥が27歳の誕生日!抱負は「ばく進するのみ」 3団体統一戦延期もむなしさ無し

 ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が9日、27歳となる10日を前に現在の心境を語った。取材は新型コロナウイルス感染防止のため文書で報道陣の質問に回答する形で行われた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でWBO同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦(25日、米ラスベガス)が延期となった尚弥。本来ならば米国で調整中のはずで「ラスベガスで誕生日を迎え3団体を統一したかったですが、日本で家族とゆっくり過ごします」と口惜しさをにじませながらも、「覚悟していたのでむなしさはありません」と強調した。

 現在は「いつ試合が決まってもいいように、最低限スキルを落とさないよう6割程度で練習を進めています」といい、試合間隔が空いたことで「ディフェンスと、より全体的な底上げ」に取り組んでいる。仕切り直しの決戦へ「お互いベストでリングに上がれるよう精進していくだけです」と意気込んだ。

 19歳でデビューした尚弥は、35歳での引退を公言している。中間点の27歳を迎えたボクシング人生は「プロデビューして8年がたちますが、自分でも想像を超えるキャリアを築けています」と自身も驚くほどだ。27歳の抱負は「今年もばく進するのみです」と力強かった。

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