王者・高橋悠斗が引退 初防衛戦決定もコロナで延期繰り返し…「気持ちの維持難しい」
ボクシングの日本ライトフライ級王者・高橋悠斗(27)が3日、所属する白井・具志堅スポーツジムを通じて、タイトルの返上と現役引退を発表した。同ジムは公式サイトで「矢吹正道選手とのタイトルマッチがコロナウイルス感染拡大防止のため数度延期となり、気持ちを維持することが難しいというのが理由です」と説明した。
高橋は昨年10月に堀川謙一(三迫)に判定勝ちして王座を獲得。当初、3月15日に同級1位の矢吹正道(緑)との初防衛戦が決まっていたが、新型コロナ感染拡大で国内のボクシング興行中止が決まり、試合は5月6日に延期。さらに中止期間が同15日まで延びたことで、再延期を余儀なくされた。
この間、高橋は3月9日付けでK&Wジムから白井・具志堅スポーツジムに移籍。同ジムは「移籍をしてきたばかりで1試合もせずに引退となりましたことは正直寂しくもありますが、本人の意思を尊重しこのような形となりました」と説明した。