W-1無観客のラスト…総帥の武藤「観客が泣くような試合したかった」
「プロレス・WRESTLE-1」(1日、後楽園ホール)
WRESTLE-1が無期限活動休止前最後の大会を終え、7年弱の歴史にひとまずピリオドを打った。
新型コロナウイルス感染拡大中のため、安全を最優先して異例の無観客となった最後の戦い。メインは武藤敬司、カズ、近藤修司、河野真幸の重鎮組と、WRESTLE-1四天王の芦野祥太郎、稲葉大樹、土肥孝司、羆嵐が対戦し、最後は羆嵐がカズを圧殺。その後、サプライズで元所属選手の黒潮“イケメン”二郎、中之上靖文、浜亮太、AKIRA、大和ヒロシも加わって32人参加のバトルロイヤルが始まり、征矢学が優勝した。
創業者の武藤は「客さえいれば全観客が泣くような試合をやりたかった」と無観客に口惜しげ。「活動を休止するけどもプロレスは永遠に不滅だから。みんなは自信を持って、またいつか出会うことができたらいいね」とメッセージを送り、「オレのこと言わせてもらうと、許される限り自分の身を磨くことをしたい」とフリーで活動を継続する考えを示した。