世界初路上電流爆破で大仁田が男色の尻誤爆!ネット配信は4万5000視聴

 「プロレス・DDT」(11日、さいたまスーパーアリーナ)

 まさに前代未聞。世界初となる路上電流爆破は、大仁田厚がタッグパートナーの男色ディーノの尻を誤爆するハプニングで幕を閉じた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主要なプロレス団体は興行を自粛し、中止や延期が相次いでいる。DDTグループでも、その事態が続いており、プロレスファンのなかでは閉塞感が漂っている。そこで、DDTプロレスリングでは、ファンに元気を届けるべく、無観衆での「DDT LIVE!不要不急の路上電流爆破プロレス」を開催。その模様は、インターネットTV局のAbemaTVで午後7時から生配信され、4万5000の視聴数を記録した。

 このイベント開催にあたって、高木三四郎社長に対して、ディーノがクーデターを画策。高木社長軍とディーノ軍による戦いが地下1階駐車場で開戦。第1試合終了後には、高木社長軍のMAOが裏切って、高木社長を車でひいて拉致。そこから試合は地下1階ロッカー室、1階機材倉庫、屋上へと続き、メインイベントはメインアリーナ前の路上で行われた。

 試合形式は電流爆破8人タッグデスマッチで、高木社長軍から竹下幸之介、勝俣瞬馬、飯野雄貴、納谷幸男が出陣。ディーノ軍はディーノ、クリス・ブルックス、MAOに大仁田が加わった。決戦場には、捕らわれた高木社長がイスに座らされ縄で縛られていた。

 大仁田のターゲットは、この日も納谷で、イス攻撃を連発し、毒霧を噴射するなどやりたい放題。最初に爆破バットを手にしたのは竹下で、大仁田を一撃。次に、縄がほどけた高木社長が爆破バットで、MAOに制裁を加えようとするも、イスで迎撃して、両者とも被爆してダウン。3発目は、ディーノが台の上から飛んできた勝俣にフルスイングして爆破。そして、最後は台の上で尻を出していたディーノの前にいた竹下めがけて、大仁田が爆破バットでトドメを刺そうとしたが、竹下が交わしてディーノの尻に誤爆。すかさず、竹下が台から転落して悶絶するディーノをカバーして3カウントが入った(10分11秒、体固め)。

 竹下が「これでオマエのクーデターもおしまいだな」と言うと、ディーノは「このクーデターの黒幕は、最後の将は…」と口にすると、試合場の上方に謎の女性が現れた。この女性の正体はリポーターを務めていた瀧山あかねアナだという。

 世界初の路上電流爆破は壮絶な終幕となったが、DDTでは、6月7日にさいたまSAのメインアリーナに進出する。この路上電流爆破から、同大会への物語がスタートすることになりそうだ。

 戦いを終えた大仁田は「おもしろかった。もともと日本で初めてストリートファイトマッチ、つまり街のケンカをやったのはオレ。こういうプロレスもありだと思った。改めて電流爆破の映像はおもしろいと思った」と笑みを浮かべた。

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