中之上らが悲痛な訴え「大日本プロレスを助けて!」巡業用のバスとトラックが廃車に

 大日本プロレスの中之上靖文(33)と中谷諒平レフェリー(28)が13日、3月27日の広島大会(広島県立産業会館・東館)をPRするため、広島市のデイリースポーツ中国本部を訪れた。

 旗揚げ25周年を迎えた大日本は現在、大ピンチに陥っている。昨年10月に選手が乗る巡業バスが故障。11月にリング運搬用のトラックが故障し、さらに今月8日にもう1台のトラックも故障。3台とも廃車となった。

 購入すればトラックは1台約450万円、バスは約750万円かかる見込みで、親会社を持たない大日本にとっては簡単に買える金額ではない。現在はレンタカー会社から1日あたり、トラックは約2万円、バスは約25万円でレンタルしており、財政事情は日に日にひっ迫。11日には登坂栄児社長が緊急会見を行い、ファンへ募金を呼びかけた。

 中之上は「選手はみんな試合ができなくなるのではという危機感を持っています」と表情を曇らせ、「広島カープは昔、ファンからのたる募金で球団を存続させたと聞きました。ぜひ皆さんの支援で大日本も助けていただきたい」と訴えた。

 中谷レフェリーも「うちには地方出身の選手も多くいます。巡業用のバスを失ったことで、いつも応援していただいている故郷のファンの皆様にも会いに行けなくなることが選手にとっては最もつらいことなんです」と選手の思いを代弁した。

 3月中旬からは西日本地区での巡業が始まり、4月には恒例の北海道巡業も控えている。大日本としては、それまでになんとか自前のバスとトラックを調達したい考え。登坂社長の会見を受け、早くもファンや企業による支援の輪も広がり始めているという。

 ◆トラック募金専用口座 三井住友銀行新横浜支店 普通口座 6507305 有限会社四ツ葉工芸

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