モクスリー、鈴木撃破でUS王座V1!ザックが急襲し英米2冠挑戦アピール
「プロレス・新日本」(9日、大阪城ホール)
IWGP USヘビー級王者ジョン・モクスリーが鈴木みのるの挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。
花道に現れたモクスリーはリングに上がらず、先に入場した鈴木に花道で戦うことを要求。これに乗った鈴木はイスを2本持ってモクスリーに近づき、2人はそのイスを持ってゴングが鳴る前にチャンバラを始めた。
戦いはゴングが鳴っても場外で行われ、2人は殴る蹴るの激しいケンカファイトを展開。モクスリーは鈴木に右腕を集中攻撃され、裸絞めで失神寸前に追い込まれるなど苦しめられるが何とか切り抜ける。
さらに、張り手の猛ラッシュを浴びたが、起死回生のラリアット連発で流れを引き寄せ、最後はダブルアームDDTのフィニッシュ技デスライダーで3カウントを奪った。
だが、そこに鈴木率いる鈴木軍のメンバーでブリティッシュ・ヘビー級王者のザック・セイバーJr.が乱入。モクスリーをUS王座のベルトで殴打、裸絞めで失神させてしまった。
バックステージでザックは「お前らアホか。モクスリーもそうだ。クソ野郎だ。ヤツはスーパースターだよな。アメリカを乗っ取った次は日本か。モクスリー、お前はオレのようなレスリングはできないだろう。オレはブリティッシュ・ヘビー級の王者だ。オレはその分野ではレジェンドで名をはせているんだ」。だから次はIWGP USヘビー級だ。オレこそがお前のベルトを獲る」と2本目のベルト挑戦をぶち上げた。
一方、モクスリーは「お前は暗殺者か兵士のつもりか。だけどお前は小僧だ。使い走りだ」とザックをこき下ろしながらも、「お前はオレを襲撃したけど、面白いじゃねえか。まあ、いいんじゃないか。オレはチャレンジを求めている。お前が立ちはだかるなら、お前を倒すだけだ。これはいわゆる戦争だな。タイトルも地位も関係ない。これは鈴木軍の終わり、ザックの終わりでもある」と、受けて立つ構えを示した。