オカダ 4連勝で新日本G1独走V宣言「武道館の前に決勝決める」
「プロレス・新日本」(20日、後楽園ホール)
真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦が行われ、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが同ジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイを破って開幕4連勝とした。
過去の両者の対戦はオカダの3戦全勝。オカダが英国で対戦したときにオスプレイの戦いを気に入って新日本に勧誘した経緯があり、オカダはオスプレイを「弟」と呼ぶ間柄だ。
オスプレイの驚異的な空中殺法を、スケールの大きいヘビー級ファイトで受けて立ったオカダ。だが、オスプレイに場外で鉄柵を使ってのフィニッシュ技オスカッターを受けてからは攻勢にさらされる。
必殺のレインメーカーはスパニッシュフライで切り返され、伸身のシューティングスタープレスを浴びるピンチは何とかカウント2で返す。さらに、得意の墓石式脳天砕きも逆に決められ、ストームブレイカーに持ち込まれたが、レインメーカーを繰り出して脱出。さらにレインメーカーを3発放って息の根を止めた。
締めのマイクを持ったオカダは疲労をにじませながらも、「G1クライマックス、まだ半分も終わってないんだね。でも、みんなが見て分かるように、オレ、ぴんぴんしてるから」と爆笑を呼んだ。さらに、「次、東京へ戻ってくるときは武道館3連戦ですか。武道館の前に決勝、決めさせてもらいます」と、ブロック最終戦と優勝決定戦が行われる8月10~12日の日本武道館3連戦の前にAブロック突破を決めての独走優勝を高らかに宣言した。
インタビューでは次の公式戦(27日、ドルフィンズアリーナ)で対戦する元WWEでノア出身のKENTAに目を向け、「新日本プロレスの、IWGPヘビー級チャンピオンの、いや、プロレス界のトップの実力ってのを、しっかり味わわせてあげようかなと思います」と自信を示した。