薬物違反から復帰2戦目の尾川が計量1発パス 延期の挑戦者決定戦へ「弾みつける」
「ボクシング・10回戦」(6日、後楽園ホール)
スーパーフェザー級ノンタイトル10回戦の前日計量(リミット58・9キロ)が行われ、IBF世界スーパーフェザー級4位の尾川堅一(31)=帝拳=は58・7キロ、フィリピン・フェザー級12位グレン・メデュラ(23)=フィリピン=は57・4キロでともに1回目でパスした。
尾川は17年12月のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で勝利したものの薬物違反で無効となり、1年間の資格停止処分が明けてから復帰2戦目。当初、IBFスーパーフェザー級5位アジンガ・フジレ(南アフリカ)と同級挑戦者決定戦を行う予定だったが、9月に延期となり、メデュラとのノンタイトル戦に変更となった。
計量後に見事な肉体美をアピールした尾川は「理想の状態」と仕上がりに手応え十分。「次を見ていたら足をすくわれると思いますけど、相手の選手が受けてくれて試合が成り立ったのは運も持っている。9月に向けて弾みをつけたい」と意気込みを示した。
400人以上が応援に駆けつける予定で、「お金を払って、時間を作って来てくれるんですから、判定でいいとは言えない。右ストレート、左フックをたたき込めば自然と相手はひっくり返る。その形にどう持っていくかが大事」とKOにこだわる。3児の父でもあり、「子どもたちも試合だって喜んでますし、ボクが頑張れば家族にサービスできる。ファンのみなさん、家族、ジムにも、すべて恩返しと思っている」との思いで戦う。
子どもには試合が決まる度におもちゃを買ってあげており、今回は特撮テレビドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」、「仮面ライダージオウ」関連の玩具をあげたという。「そういったことができるのは試合ができるから。(資格停止中だった)去年は何も買い与えられなかった。それを続けるには勝ち続けることが大事」と大きなモチベーションになっている。
目標はただ一つ。「世界チャンピオン、世界のベルトがすべて。どんな相手に勝ってるかも重要ですけど、プロボクサーならみんな欲しいものだと思うので、ベルトにはこだわりたい」と、幻ではない真の王座へ突き進む。



