小西伶弥は王座獲得ならず 強打のアルバラードと壮絶打ち合いも大差判定負け

10回、フェリックス・アルバラートの右フックが小西伶弥の顔面に決まる(撮影・坂部計介)
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 「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(19日、神戸ポートピアホテル・大輪田の間)

 挑戦者で同級3位の小西伶弥(25)=真正=は0-3(111-117、110-118、112-116)の判定で王者フェリックス・アルバラード(30)=ニカラグア=に敗れ、アルバラードは昨年10月に獲得した王座の初防衛に成功した。

 小西は昨年3月のWBA世界ライトフライ級王座決定戦でカルロス・カニサレス(ベネズエラ)に判定負けして以来、2度目の世界挑戦だった。挑む王者のアルバラードは2度目の日本登場。13年大みそかにWBA世界同級王者・井岡一翔に挑み判定負けしている。

 右ファイターの両者は開始ゴングからまるで最終回かのような打ち合いを展開。小西も左ボディーを入れていたが、2回に右の打ち降ろしから逆にボディーを浴びてダメージを負う。強打を浴びながらも前進は止めない小西だったが、10回に右クロスを浴びてダウン寸前に陥る。11回も強打を浴び続けるが、ダウンを拒否した。

 驚異的なタフネスと気持ちの強さは見せた小西だったが、技術差は歴然。最大8ポイント差の判定で2度目の世界挑戦も失敗に終わった。

 戦績はアルバラードが37戦35勝(30KO)2敗、小西が19戦17勝(7KO)2敗。

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