39歳のベテラン・堀川謙一が日本王座初防衛 世界は「45(歳)までには…」

 「ボクシング・日本ライトフライ級タイトルマッチ」(18日、神戸ポートピアホテル・大輪田の間)

 王者・堀川謙一(39)=三迫=が3-0の判定(99-90×2、98-91)で、同級1位の多田雅(30)=TI山形=を下し、初防衛に成功した。

 39歳の堀川は00年4月のデビューからプロ20年目に突入した大ベテラン。キャリア56戦目を数えるが、スピードが生命線の軽量級の中で、いまだトップクラスの実力を維持している。

 衰え知らずの鉄人はこの試合も序盤から積極的に仕掛ける。偶然のバッティングで4回に左目上、5回に眉間から出血したが、前進を止めず、5回終了時での公開採点では1人が1点差、2人が3点差でリードした。後半もスタミナは落ちず、最終回にはロープ際の連打でダウンを奪う。連続KO勝利こそ6試合でストップしたが、判定で完勝した。

 今年2月の決定戦で戸高達(レパード玉熊)に8回TKO勝ちして王座に返り咲いた。前回15年の戴冠時には、現WBC世界同級王者の拳四朗(BMB)に判定負けして初防衛に失敗。最初の難関をまずはクリアした。

 来年には40歳を迎える。「始めた頃は30(歳)にはやめたいと思っていたんですが、信じられないですね。まさか40までやっているとは」と現状に言及。現在世界ランクでWBC5位、IBF7位に入る。もうひとつ上のベルトも視野に入るが、「45(歳)までには」と笑いを誘った。

 堀川の戦績は56戦40勝(13KO)15敗1分け。多田は22戦13勝(8KO)6敗3分け。

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