T-98と世界暫定王者決定戦を行うシンマニー「タイトルを返してもらうだけ」

 キックボクシング団体「イノベーション」の大会「Japan Kickboxing Innovation 認定 第5回岡山ジム主催興行」(16日・岡山武道館)でT-98(33=クロスポイント吉祥寺)とのWPMF世界スーパーウェルター級暫定王者決定戦に臨むシンマニー・ゲーオサムリット(35=タイ)が8日、意気込みを語った。

 シンマニーはムエタイ2大殿堂の一つであるラジャダムナンスタジアムの元ライト級王者、元Sライト級王者で、T-98も同じく元Sウェルター級王者。元ラジャ王者同士という、豪華な暫定王座決定戦となる。

 「タイと香港を行き来するようになって数年たちます。普段は香港のムエタイジムでトレーナーをしながら、海外での試合があれば海外遠征試合に出場する形態にしています」というシンマニー、T-98を「いい選手だと思います」と持ち上げつつも「(自分には)もう十分なキャリアがあるので、改めて対策とかを考えることはない。自分のコンディションさえ良ければ全く問題ない」と余裕しゃくしゃく。

 「試合もコンスタントにこなしていますし、ポカをするようなキャリアは積んでいません。完封勝利を確信していますが、アウェーの日本のリングだけに公平なジャッジさえしてもらえれば負けることはありません。流れの中でチャンスがあればKOを狙うのは当然。おかしな判定で負けやドローにされる可能性もあるので、KOしてしまえば問題ないわけですから」と強烈な自信を漂わせた。

 ベルトについては「自分が持っていたタイトル(シンマニーは元WPMF世界Sウェルター級王者)ですので、それを返してもらうだけ。新たに取り直して世界中で防衛戦をしていきたい」と、早くも防衛ロードの青写真を描いていた。

 シンマニーの戦績は184戦153勝(26KO)27敗4分。これまで前述のラジャ王座、WPMF王座の他、WPMFのウェルター級王座も獲得。ラジャダムナンと並ぶ2大殿堂の一つルンピニーでもウェルター級3位にランクインしたことがある。ISUZU杯2012年トーナメント優勝、THAI FIGHT 67kg級2012年優勝、ミラクルムエタイワンデートーナメント2018優勝と、トーナメントでも無類の強さを発揮している。

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