「プロレス・Ｂｉｇｉｎｎｉｎｇ」（１５日、後楽園ホール）

　２０１５年９月に旗揚げした女子プロレス団体Ｂｉｇｉｎｎｉｎｇが“聖地”後楽園ホールに初進出し、１３８０人の観衆を動員した。１６選手が参加した初代アクトレスガールズ（ＡＷＧ）シングル王座決定トーナメント決勝は、初期メンバーの安納サオリが沙紀をドラゴンスープレックスで破って初代女王に輝いた。

　昨年１２月に新加入した沙紀は、今年７月にエースの安納を撃破すると、改革へ向けてタイトル新設を提唱した。一方、敗れた安納は９月からＯＺアカデミーの正危軍に加入してヒール修行。この日はイス攻撃も繰り出し、２０分２４秒のシビアな攻防を制してリベンジ戴冠をやってのけた。

　団体を運営するアクトレスガールズは、第２ブランドとして沙紀をリーダーとする「Ｃｏｌｏｒ’ｓ」（１０選手）の発足を発表。来年１月２０日に旗揚げの予定で、安納が率いるＢｉｇｉｎｎｉｎｇ（１３選手）との２ブランド制に移行する。安納は「みんなの協力で今日を迎えることができた。アクトレスガールズを大きくして、センターは私でありたい」と、女王のプライドと責務を口にして飛躍を誓った。