中野たむ ケンドー・カシンと遺恨マッチ12・2スターダム★アイドルズ旗揚げ戦

 女子プロレス団体スターダム★アイドルズ旗揚げ戦(12月2日、東京・新木場1stRING)で、同団体のGM・中野たむが、“悪魔仮面”ケンドー・カシンと遺恨マッチを行うことが12日、電撃決定した。

 旗揚げ戦の対戦相手について、中野は当初、大物アイドルか、過去に対戦したことがない大物レジェンド女子プロレラーを希望していたが、どうしても心に引っかかる男子プロレスラーがいたのだ。それがカシンだった。これまで、中野とカシンには何の接点もなかったはずだが、中野にとって、カシンは「どうしても許せない男」なのだという。

 中野はパンダをこよなく愛し、入場時に「P様」と称するパンダのぬいぐるみを携行することがあるほど。一方、カシンはパンダの着ぐるみをまとった、大仁田軍のプロレスラー・パンディータに過剰な反応を示し、16年4月に初遭遇して以降、ことあるごとにパンディータをいたぶってきた。同月27日の超戦闘プロレスFMW・後楽園ホール大会では、同団体に無許可でグッズ売店を出したうえ、大仁田厚の付き人を務めていたパンディータに殴る蹴るの暴行をはたらく事件もあった。その後、カシンとパンディータはリング上で対戦したこともあったが、いまだその遺恨は清算されていない。

 カシンの一連の「パンディータいじめ」を目の当たりにしてきた中野は、「パンディータさんは、日本中のプロレスファンに愛や癒しを与えてくれています。そんなパンディータさんをいじめるカシン選手を見ていて、ずっと『許せない』と思ってました。強敵であることはわかってますが、私がカシン選手に立ち向かう姿をファンの皆さん、アイドルズの新メンバーたちに見てほしい」として、カシンとの一騎打ちを志願した。

 スターダム★アイドルズが、カシンの代理人と交渉に臨んだ結果、カシンから「やってもいいけど、アイドル女子プロレスラーとシングルはやらない。どうしてもやりたいなら、パンディータを入れたハンディキャップマッチにしろ!」との条件付きの回答があった。

 これを受けて、同団体では、旗揚げ戦で中野、パンディータ組対カシンのミクスドハンディキャップマッチを組むことを決定。中野は「ハンディキャップマッチは本意ではありません。でも、それが条件なら受け入れるしかありません。パンディータさんと力を合わせて、カシン選手を倒します」と意気込んだ。

 このカード決定を伝え聞いた大仁田プロデューサーは「もう、たむの気持ちをぶつけるしかないだろ。カシンはとにかく要注意人物。何をしてくるかわからないから、覚悟して臨め!」と、中野にゲキを飛ばした。

 また、同旗揚げ戦では、「特別枠」で大仁田軍対ターザン山本軍の6人タッグデスマッチが組まれているが、山本氏の応援団に無理やり入れられたアイドルスメンバーの末吉桃子に対して、山本氏から「援軍となるレスラーを一緒に探してくれ!」との指令が入ったという。山本氏と末吉が援軍を探した回ったところ、ある大物男性タレントの獲得に成功。末吉によると、そのタレントはボランティレスラーとして、7度目の復帰をした大仁田に対して、リング上で物申したいとして、対戦を希望。同旗揚げ戦でのプロレスデビューを目指し、秘かに猛特訓を重ねているようだ。

 その末吉はスターダム★アイドルズのデビューCDで、ヒャダインが楽曲提供するテーマ曲のカップリング曲として、自身が作曲した「Kiss me darling」が採用されたが、大仁田軍に勝利した場合は、「スターダム★アイドルズに、山本軍のテーマ曲を作らせる」と、その大物男性タレントに約束しているという。さらに、山本軍は現在、複数の大物男子プロレスラーと水面下で交渉に当たっているとの情報もあり、風雲急を告げる可能性が浮上した。

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