亀田和毅、メディナと40秒にらみ合い 兄・興毅が制止「過去最高に仕上がった」

前日計量をクリアし、アビゲイル・メディナ(左)をにらみ合う亀田和毅=後楽園ホールビル(撮影・西岡正)
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 「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(12日、後楽園ホール)

 前日計量(リミット55・3キロ)が11日、都内で行われ、WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27)=協栄=は55・2キロ、同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=は55・1キロでともに1回目でクリアした。計量後、両者は約40秒間のにらみ合いを展開。あまりの長さに興毅が制止するほどで、決戦を前に緊張感を漂わせた。

 長兄・興毅、次兄・大毅に続く世界2階級制覇がかかる和毅はにらみ合った理由を「明日はアイツを倒したらチャンピオンになりますから、気合入りますよ」と説明。それでも、裸の状態の相手を見た印象を「仕上げては来てるんじゃないですか。チャンピオンになるために来てるわけですから。100%のコンディションで来てくれんといい試合にならないですから」と調子の良さを歓迎した。

 自身の体の張り、ツヤもよく、「今回は過去最高に仕上がったんで、なにも言い訳することはない」と絶好調をアピール。「冷静にやってきたことをリングの上でやるだけ。自分のボクシングをしたら結果はついてくるんで」と自信を示した。

 一方のメディナはにらみ合いについて、「別にこれといったことはないが、状態もいいし、彼を見ても特に何も感じない」と冷静。「練習してきたことを出すだけ。自信はある。100%。私は1位、彼は2位だろ」と不敵に言い放った。

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