亀田和毅、相手の遅刻にも“大人の対応”「海外では普通」精神面で成長

 「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(12日、後楽園ホール)

 調印式が10日、都内で行われた。WBC世界スーパーバンタム級2位のアビゲイル・メディナ(30)=スペイン=は約30分遅刻したが、同級1位の亀田和毅(27)=協栄=はまったく意に介さない“大人の対応”を示し、精神面の成長を感じさせた。

 遅刻の理由を問われたメディナは「遅れて大変申し訳ない。疲れもあって横になっていて、携帯電話の電源も切っていた」と平謝り。だが、メキシコなど海外での活動が多く、スペイン語も堪能な和毅は「全然、普通ですよ。海外の選手は1時間、2時間遅れるのは普通なんで。早く来た方ですよ」とジョークを飛ばして、余裕の笑みを浮かべた。

 以前は血気盛んな性格で知られていた和毅は“大人の対応”を見せたことに、「キャリアですよ」と説明。「(数年前なら)イライラしてますね。何してんねん!みたいになるでしょ。でも、オレもメキシコとか行っていろんな経験してるから。これぐらいなら問題ないですよ」とメンタル面の成長を実感していた。

 それでも、リングの上では手加減しない。長兄・興毅、次兄・大毅に続く世界2階級制覇へ「今回は万全に仕上がったんで。過去一。作戦もあるので、そのままチームを信じてやれば、KOでも判定でも絶対に勝つのは間違いない」と強い自信を示した。

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