3階級制覇ロマチェンコが村田V2戦来場 田中恒成は「私の記録をコピーしただけ」

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(20日、ラスベガス)

 世界最速の12戦目で世界3階級を達成した現WBA世界ライト級スーパー王者ワシル・ロマチェンコ(30)=ウクライナ=が20日(日本時間21日)、WBA世界ミドル級王者の村田諒太が同級3位ロブ・ブラントと2度目の防衛戦を行う米ラスベガスのパークシアターを視察し、日本メディアの取材に応じた。

 ロマチェンコは3階級制覇を達成した5月のホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)戦で右肩を痛めて手術を受けたが、現在は「全く問題ない」という。12月8日にWBO同級王者ホセ・ペドラザ(プエルトリコ)との王座統一戦を控えるが「準備は万全だ。復帰することはとてもハッピーだ」と手応えを感じていた。

 初のダウンを喫するなど熱戦となったリナレス戦を振り返り、「楽しい試合だった。私にとってとても興味深い相手で、彼の右は強かったし、ビッグな経験になった」と満足顔。現在はスーパーライト級で戦っているリナレスとの再戦については「もちろん」と前向きだったが、「スーパーライトではダメだよ」と付け加えた。

 1階級下のWBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(伴流)が将来的な対戦を希望していることを伝えられると、「知らない。彼がトップコンテンダーに上がってくればやるだろう」と困惑気味。また、9月に自身の記録に並ぶ12戦目での世界3階級制覇を達成したWBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)については「もちろん、知っている」と話したが、「彼は私の記録をコピーしたにすぎない。彼には申し訳ないけど、特に気にはならない。私の記録は新記録だからだ」と、自身の記録を誇った。

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