王者・村田、同門リナレスのプライベートジムで汗 恩返し誓う「結果で返したい」
「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(20日、ラスベガス)
王者の村田諒太(32)=帝拳=が15日(日本時間16日)、同級3位ロブ・ブラント(28)=米国=を相手に行う2度目の防衛戦の開催地である米国ラスベガスで調整した。
この日は予定通りのメニューで朝はホテル近くの公園でロードワーク、夕方はジムメートの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(33)=帝拳/ベネズエラ=がラスベガス市内に開いたプライベートジムでジムワークを行った。
現地はちょうど夏と秋の境目のような時期で朝と夜、陽が上がる前はかなり肌寒く上着が無いとかなり厳しい気候。また、ラスベガスは湿度が低く汗をかきにくいが、リナレスは村田が練習を開始する小一時間前から暖房を入れ、湿度も高くキープして村田を歓迎した。
村田は「まだできたばかりとあって初めてジムに来ましたが、きれいで良いジムというだけでなく、暖房を入れて湿度も高くしておいてくれました。ラスベガスは汗が出にくいのが心配でしたが、汗もしっかりと掻けてとても助かりました」と満足顔。「他のラスベガスにあるジムで練習する時は開いている時間だったり、他の選手と重なったりしないようになどいろいろと遠慮する時もありますが今回は非常にありがたいです。このサポートにぜひ結果で返したいと思いました」と、恩返しのV2を誓った。